越前焼の名工 福嶋伸彦 【ほたる窯】 鉄釉逸品 還元窯変美中皿五客セット
灰釉に呈色剤として鉄化合物を加えた「高火度釉」鉄砂釉(てっしゃゆう)は 所々やや赤みを帯びた表面と共に見事な黒い結晶還元窯変美をタタラ地紋様全体に浮きだたせえも言えぬ風趣そして釉景は 吸い込まれそうな 美しさ の 幻想的な 景色となっています。 焼成時に釉薬の結晶が分離し、その結晶が流下することで曜変(ようへん)油滴(ゆてき)模様が見事に描かれています。師の豪放磊落な陶芸家魂が 面取り削ぎ切りへら使いで見事に統一感を醸し出し 師の卓越した力強い至高技術芸術審美観が見事な造形美へ昇華された逸品です。 師の斬新なデザイン造形観審美眼が垣間見られる逸品をご堪能下さい。 サイズ:玉縁口縁5mm 口径170/175mm見込み27/30mm 全高35/37mm 高台高X径✕底幅X深5mmX75mmX5mmX3mm
鉄釉は弁柄 ( べんがら ) と呼ばれる酸化鉄を含む釉薬です。その鉄釉の中で、酸化鉄を5~8%含む黒色の釉薬が天目釉と呼ばれています。天目釉は黒天目、油滴天目、禾目 ( のぎめ ) 天目【黒釉に茶色や銀色の細かい縦筋が無数に見られるものがあり、日本ではこれを稲の穂先の芒(禾)に見立て禾目天目】の種類があります。なお、この天目の語源は鎌倉時代に中国・浙江省の天目山の禅寺で修業した日本の僧が持ち込んだ黒い茶碗から始まると言われています。
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